よくある質問

【痛み・刺激について】

鍼(はり)は痛くないですか?

鍼灸治療の未経験の方は、注射のような鋭い痛みを想像されることが多いですが、実際には髪の毛ほどの極めて細い鍼を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。ただし、凝り固まった筋肉や特定のポイントに当たった際、ズーンと重く響くような「得気(とっき)」という感覚が生じることがあります。これは血流が改善される正常な反応であり、むしろ効果の目安となるものですが、刺激に敏感な方には鍼の太さを変えるなどの調整を丁寧に行いますので、安心して受けていただけます。

お灸(きゅう)は熱くないですか?跡は残りませんか?

従来のお灸とは異なり、現在は直接皮膚に触れない「間接灸」や「温灸」が主流です。じんわりと温かく、心地よいと感じる程度の温度で施術を行いますので、火傷や跡が残る心配はほとんどありません。もし熱さを感じた場合は、すぐに取り外したり位置を調整したりしますので、遠慮なくお申し出ください。

【衛生管理:安全性】

鍼による感染症の心配はありませんか?

当院では、一度使用した鍼をその場で廃棄するディスポーザブル(使い捨て)鍼を全ての患者様に使用しています。一回ごとにパッケージから開封するため、血液を介した感染の心配は一切ありません。また、鍼皿などの周辺器具も全て滅菌処理を行っており、医療従事者として万全の衛生管理を徹底しています。


【副作用と好転反応】

施術を受けた後に体がだるくなったり、眠くなったりするのはなぜですか?

これは鍼灸治療によって血行が促進され、代謝が良くなることで起こる「好転反応」と呼ばれる正常な反応です。身体が溜まっていた老廃物を排出し、本来のバランスを取り戻そうとしている証拠ですので、ご安心ください。通常、数時間から1日程度でスッキリとした状態に変わります。当日は水分を多めに摂り、ゆっくりとお休みいただくことをお勧めします。


【美容鍼】

顔に鍼を打つと内出血しませんか?

毛細血管は顔全体に張り巡らされているため、稀に(数%の確率で)小さな内出血が起こることがあります。これは施術のミスではなく、血管の壁が脆くなっている箇所などで不可避的に生じるものです。もし起きた場合でも、大きさは米粒程度で、メイクやコンシーラーで十分に隠せる範囲です。通常、数日から2週間以内には完全に消失し、跡に残ることはありません。当院では内出血のリスクを最小限に抑える細心の技術を用いますが、大切なイベント(結婚式等)の直前の施術については、事前にご相談ください。

美容鍼にはどのような効果がありますか?どのくらい持続しますか?

鍼による微細な刺激が肌の「自己治癒力」を引き出し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。これにより、リフトアップ、小顔効果、肌のハリ・ツヤの改善、くすみの解消などが期待できます。持続時間は個人差がありますが、最初は1〜2週間に一度のペースで受けていただくことで、お肌の状態が安定し、効果が長持ちするようになります。


【妊活・不妊鍼灸】

病院の不妊治療と並行して受けられますか?

はい、むしろ多くの方がクリニックと並行して鍼灸を受けられています。鍼灸治療によって骨盤内の血流が改善し、子宮内膜が整いやすくなることや、採卵の数や着床率が向上するという研究データもあります。また、高度生殖医療に伴う精神的なストレスを緩和する効果も期待できます。

どのくらいの期間、通う必要がありますか

お身体の細胞が入れ替わる周期を考慮すると、まずは3ヶ月〜半年を目安に続けていただくことをお勧めしています。特に、質の良い卵子が育つまでには約3ヶ月の準備期間が必要と言われています。週1回程度のペースで、根本的な体質改善を目指していきましょう。


【スポーツ障害・急性痛】

ぎっくり腰や寝違いは、一回の施術で治りますか?

程度の差はありますが、急性期の痛みは3〜4回の施術で80%以上の改善が見られることが多いです。一回の施術でも大幅に痛みが軽減することは珍しくありませんが、筋肉の炎症や緊張を完全に取り去り、再発を防止するためには、初期段階で集中的に施術を受けることをお勧めします。

試合前のコンディショニングに鍼は有効ですか?

非常に有効です。筋肉の張りを取り除き、関節の可動域を広げることで、ベストパフォーマンスを引き出すサポートをします。ただし、試合当日の施術は感覚が変わりすぎる恐れがあるため、2〜3日前に受けていただくのが理想的です。