鍼灸と睡眠|眠りの質と自律神経の関係を考える

「眠りが浅い」「寝つきが悪い気がする」といったお悩みで、鍼灸を検討される方は少なくありません。今回は、鍼灸と睡眠の関係について、現時点でわかっていることと、はりきゅうサロンflareでの考え方を整理してご紹介します。

目次

鍼灸で「眠れるようになる」と言い切れない理由

はじめにお伝えしたいのは、鍼を受けたからといって、それだけで睡眠のお悩みが解消するとお約束できるものではない、ということです。睡眠は自律神経やホルモン、生活習慣、心理的な要因など、多くの要素が関わっている複雑な現象です。鍼灸はそのなかの一部にアプローチする手段であって、万能の解決策ではありません。

鍼灸が関わりうるポイント

鍼灸の刺激は、皮膚や筋肉にある感覚受容器を通じて神経系に伝わり、自律神経のバランスに何らかの影響を与えると考えられています[1]。鍼刺激によって痛みの感じ方が変化する仕組みについては、ゲートコントロール説と呼ばれる神経生理学的なモデルが古くから知られており[2]、これは痛みだけでなく、身体の緊張状態全体を考えるうえでも参考にされる考え方です。

また、鍼灸による慢性的な痛みへのアプローチには一定のエビデンスが蓄積されつつあり[3]、痛みや緊張が和らぐことで、結果として休みやすい状態に近づく、というケースも実際にあります。「眠りそのもの」に直接効くというより、「眠りを妨げている緊張や痛みに間接的に働きかける」というイメージのほうが、実態に近いかもしれません。

はりきゅうサロンflareでの向き合い方

当サロンでは、睡眠に関するお悩みをお持ちの方に対して、「必ず改善します」とお伝えすることはありません。そのかわり、施術中にリラックスして眠ってしまう方もいるくらい、身体の力を抜いていただける時間を大切にしています。日々の忙しさのなかで「何もしない時間」を意識的に作ることそのものが、睡眠にとって大切な要素のひとつだと考えているからです。

睡眠に関する強い症状や、長期間続くお悩みがある場合は、まず医療機関にご相談いただくことをおすすめします。そのうえで、生活のなかにリラックスできる時間を取り入れる選択肢のひとつとして、鍼灸を検討していただければと思います。

参考文献

[1] Langevin HM, Yandow JA. Relationship of acupuncture points and meridians to connective tissue planes. Anat Rec. 2002;269(6):257-265.
[2] Melzack R, Wall PD. Pain mechanisms: a new theory. Science. 1965;150(3699):971-979.
[3] Vickers AJ, et al. Acupuncture for Chronic Pain: Update of an Individual Patient Data Meta-Analysis. J Pain. 2018;19(5):455-474.

金曜限定 熟睡電気鍼 3回集中ケア
金曜限定メニュー
熟睡電気鍼
耳つぼ × 鍼 × 電気刺激

「寝つきが悪い」
「夜中に目が覚める」
「寝ても疲労が抜けない」

そんなお悩みに。
心地よい電気刺激で
深く・やすらぐ身体へ導きます。

【まずは試したい方向け】
6,600円 (税込)
通常1回お試しプラン
1回(6,600円)で予約
お着替え不要・手ぶらでご来店いただけます
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師

2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任

現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。

専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。

目次