鍼通電療法とは?低周波の鍼灸と何が違うのか

鍼灸というと、鍼を刺してそのまま置いておく施術をイメージする方が多いかもしれません。実は、鍼に微弱な電気を流しながら行う「鍼通電療法(はりつうでんりょうほう)」という手法もあります。今回は、鍼通電がどのようなものか、通常の鍼灸との違いを中心にご紹介します。

目次

鍼通電療法とは

鍼通電療法は、身体に刺した鍼に専用の機器を接続し、一定の周波数の電気刺激を流しながら行う施術です。鍼を刺すだけの施術と異なり、刺激量や周波数、通電時間を調整できるため、狙った部位により一定した刺激を届けやすいという特徴があります。周波数の設定によって、ゆっくりとした刺激から、比較的速いリズムの刺激まで使い分けることができ、目的や部位に応じて設定を変えながら行います。

通常の鍼灸との違い

通常の鍼灸(置鍼・単刺など)は、鍼を刺すことそのものや、手技による刺激が中心です。一方、鍼通電療法は、電気によって一定のリズムで筋肉や神経を継続的に刺激できる点が異なります。筋肉のこわばりが強い部位や、ピンポイントで持続的な刺激を届けたい部位に用いられることが多い手法です。

どんな場面で使われるか

鍼通電は、肩こりや腰まわりの張りなど、筋肉のこわばりが気になる部位に用いられることが多く、はりきゅうサロンflareでも、身体の状態に応じて通常の鍼灸と組み合わせながら取り入れています。また、耳という限られた部位に用いる「耳通電」も、鍼通電の考え方を応用したアプローチのひとつです。

次回以降の記事では、鍼通電がなぜ効果を持ちうると考えられているのか、神経生理学的な仕組みや、これまでに蓄積されてきたエビデンスについて、もう少し詳しくご紹介していきます。

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この記事を書いた人

花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師

2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任

現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。

専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。

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