外邪とは?冬に注意したいとされる「寒邪」の考え方

東洋医学には、体の外から働きかけ、不調のきっかけになるとされる自然環境の要素を「外邪(がいじゃ)」として捉える考え方があります。以前の記事では秋の「燥邪」をご紹介しましたが、今回は冬に注意したいとされる「寒邪」について見ていきます。

目次

外邪とは

外邪とは、風・寒・暑・湿・燥・火(熱)という自然界の6つの要素(六淫)が、度を超えて体に影響を及ぼすとされるときの呼び方です。季節ごとに強まりやすい外邪があるとされ、冬は「寒邪」がその代表として語られてきました。

冬に注意したいとされる「寒邪」

寒邪とは、冷えが体に及ぼす影響を指す考え方です。東洋医学では、寒邪は体を縮こまらせ、気血の巡りを滞らせやすいとされ、冷えによる肩こり・関節のこわばり・お腹の冷えといった不調と結びつけて語られることがあります。

寒邪が「腎」に影響するとされる理由

五行色体表では、冬は「水」の季節であり、腎が配当されます。寒邪は特に腎の働きに影響を及ぼしやすいとされ、足腰の冷え・だるさは、伝統的には寒邪と腎の関係から語られることがあります。あくまで伝統的な理論上の捉え方であり、実際の体調不良については自己判断せず、医療機関にご相談ください。

寒邪への伝統的な向き合い方

体を冷やさないよう衣類や室温を工夫すること、特に首・お腹・足首など冷えやすい部位を温めることは、寒邪を避けるための伝統的な養生法として伝えられています。湯船にゆっくり浸かる、温かい食事を心がけるといった工夫も、同じ考え方に基づくものです。

まとめ

外邪という視点から見ると、冬は「寒邪」への向き合い方が一つのテーマとして語られてきた季節です。体を冷やさない工夫を通じて、寒い季節を穏やかに過ごすヒントとしていただければと思います。

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この記事を書いた人

花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師

2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任

現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。

専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。

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