気血水とは?秋に乱れやすい「気」の巡りを東洋医学的に考える

東洋医学では、身体を構成し、生命活動を支える基本要素として「気・血・水(き・けつ・すい)」という3つの概念が使われます。今回は、この気血水の基本と、秋という季節との関係を東洋医学的な視点からご紹介します。

目次

気血水とは

「気」はエネルギーや働きそのもの、「血」は全身を巡り栄養を届けるもの、「水(津液)」は体内の水分やうるおいを指す、とされています。この3つが過不足なく巡っている状態が、東洋医学でいう「整った状態」と考えられています。

要素 読み方 東洋医学的な位置づけ
気 き 生命活動のエネルギー・働き
血 けつ 全身を巡り栄養を届けるもの
水(津液) すい(しんえき) 体内の水分・うるおい

「気」と自律神経のイメージ

気は、呼吸や日々の活動、精神状態とも深く関わるとされ、季節の変わり目や生活リズムの変化によって巡りが乱れやすい、と考えられてきました。特に秋は、気温差や日照時間の変化が大きく、「気」の巡りに意識を向けたい季節のひとつとして位置づけられています。

秋と「水(津液)」の乾燥

秋は空気が乾燥しやすい季節であり、東洋医学では「燥(そう)」という外的な要因が「水(津液)」に影響しやすい季節とされています(燥邪については別記事で詳しくご紹介します)。うるおいを表す「水」の巡りにも目を向けたい時期、という考え方です。

気血水のバランスという考え方

気・血・水は、どれか一つだけが大切というより、3つが互いに影響し合いながら全身を巡っている、というのが東洋医学の基本的な捉え方です。次回以降の記事では、この気血水と五臓六腑・経絡との関係についても、あわせてご紹介していきます。

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この記事を書いた人

花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師

2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任

現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。

専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。

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