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東洋医学の根底には「陰陽論(いんようろん)」という考え方があります。自然界のあらゆるものを「陰」と「陽」という相反する性質の組み合わせで捉える思想です。今回は、この陰陽論の基本と、秋という季節がどのように位置づけられるかをご紹介します。
陰陽論では、明るい・温かい・活動的といった性質を「陽」、暗い・冷たい・静的といった性質を「陰」として、あらゆる物事をこの2つの側面から捉えます。陽と陰は対立するものではなく、互いに支え合いながら、常に変化しバランスを取り合っている、と考えられています。
一年の巡りも、陰陽の変化として説明されます。冬至から夏至にかけては陽が増えていく時期、夏至から冬至にかけては陰が増えていく時期とされ、春〜夏は陽が優勢な季節、秋〜冬は陰が優勢な季節、と位置づけられています。秋は、夏の「陽」がピークを越え、冬の「陰」へと向かっていく、まさに転換点にあたる季節です。
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日とされ、陰陽論的にも「陽と陰が入れ替わっていく節目」として捉えられてきました。ここから徐々に夜が長くなり、陰の性質が強まっていく、というのが東洋医学における秋の位置づけです。
| 時期 | 陰陽の傾向 | キーワード |
|---|---|---|
| 春〜夏至 | 陽が増える | 成長・活動 |
| 夏至〜秋分 | 陽が優勢〜転換 | 最盛〜落ち着き |
| 秋分〜冬至 | 陰が増える | 収束・内向 |
| 冬至〜春 | 陰が優勢〜転換 | 静養・蓄え |
陰陽論はあくまで自然観・身体観の枠組みのひとつであり、体調の善し悪しを断定するものではありません。ただ、季節ごとに陽と陰のバランスが移り変わっていく、という視点を知っておくと、東洋医学の他の理論(五行・気血水・五臓六腑など)もより理解しやすくなります。
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花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師
2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任
現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。
専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。