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「夏でも手足が冷たい」「朝、布団から出るのがとにかくつらい」——そんな冷えや疲れやすさに悩んでいませんか。東洋医学では、これを「陽虚(ようきょ)」というタイプの不調として捉えます。このページでは、陽虚とはどんな状態か、そして日常でできる温めケアについてご紹介します。
東洋医学では、体を動かし・温める力を「陽」と呼びます。陽は、いわば体の”エンジン”です。陽虚は、このエンジンにあたる力が不足している状態を指し、体を温める力・活動する力の両方が落ちてしまいます。
代表的なサインは、冷え(特に手足やお腹の冷え)、疲れやすさ、朝起きるのがつらい、声に力がない、顔色が青白い、むくみやすいといったものです。食欲がわきにくかったり、胃腸が冷えて下しやすかったりすることもあります。陽虚が進むと、少し動いただけで息切れする、冬になると調子を崩しやすい、といった傾向も出てきます。
東洋医学には、「虚実(きょじつ)」というもう1つの物差しがあります。「虚」は足りない状態、「実」は余分・滞っている状態です。陽虚は、この「虚」と「陽の不足」が重なったタイプにあたります。
面白いのは、虚と実は同時に起こることがあるという点です。例えば、体力が落ちて疲れている(虚)のに、血の巡りが悪くて肩や腰がガチガチに凝っている(実)、ということは珍しくありません。「疲れているのに、なぜか肩はガチガチ」という感覚がある方は、この虚実が入り混じった状態かもしれません。
エンジンが弱っている状態なので、無理に消耗するような生活——過度な運動・睡眠不足・冷たい飲食物の摂りすぎ——は、さらに陽を消耗させてしまいます。養生のポイントは、とにかく「温める」ことです。
冷たい飲み物や食べ物は、胃腸を直接冷やしてしまいます。常温か温かいものを基本にすることを意識してみてください。
特に薄着になりやすい季節も、お腹まわりや足首を冷やさない工夫は効果的です。
陽は活動のエネルギー源でもあるため、睡眠不足はエンジンをさらに消耗させます。まずは睡眠時間を確保することを優先してみてください。
陽虚タイプの冷えは、生活習慣の見直しに加えて、耳つぼ(MSEA・松浦式耳鍼&耳つぼ療法)のような体への負担が少ないケアと組み合わせることもできます。「冷え性で毎年つらい」「朝がどうしても苦手」という方は、一度ご相談ください。
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花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師
2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任
現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。
専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。