イライラ・目の疲れ・生理不順は「肝」からのサインかもしれません

「なんだかイライラしやすい」「目が疲れる」「生理前になると不調が出る」——こうしたサインは、東洋医学では「肝(かん)」の働きの乱れとして捉えられます。このページでは、肝の役割と、乱れたときのサイン、日常でできるケアについてご紹介します。

目次

肝とはどんな働きか

東洋医学でいう「肝」は、西洋医学の肝臓とイコールではなく、もっと広い機能のまとまりを指します。肝の一番大事な働きは、気をスムーズに巡らせることです。これを「疏泄(そせつ)」と呼びます。気の巡りが良いと、気分は穏やかで、消化も血の巡りも順調に進みます。

肝はまた、血を蓄え、必要なときに全身に送り出す働きも持っています。目は肝と深く関係しており、肝の働きが乱れると目の疲れ・かすみが出やすくなります。女性の場合は生理とも深く関わり、肝の働きの乱れは生理不順や生理前のイライラにつながりやすいとされます。

肝が乱れると出やすいサイン

肝の働きが乱れると、気の巡りが滞り(東洋医学でいう「気滞」)、イライラ、お腹や脇腹の張り感、ため息が増える、といったサインが出やすくなります。目の疲れ・かすみ、生理不順、生理前のイライラも代表的なサインです。

感情面では、怒りが肝と対応します。慢性的な怒り・ストレス・緊張は肝に負担をかけやすく、逆に肝の巡りが悪いと些細なことでイライラしやすくなる、という悪循環も起こります。「最近怒りっぽい」という自覚がある方は、肝が疲れているサインかもしれません。

肝をいたわる養生のポイント

1. ストレスをためこまず発散する

気の巡りを滞らせないことが、肝をいたわる基本です。運動や趣味の時間など、自分に合った発散方法を持っておくことが大切です。

2. 夜更かしを避ける

東洋医学では、肝は夜間に血を蓄えるとされています。夜更かしはこの働きの負担になりやすいため、できるだけ早めの就寝を意識してみてください。

3. 酸味のある食材を適度に取り入れる

梅・柑橘・酢の物といった酸味のある食材は、肝を養うとされています。日々の食事に少しずつ取り入れてみるのもおすすめです。

耳つぼケアという選択肢も

イライラや目の疲れ、生理前の不調は、我慢して過ごしてしまいがちなサインです。生活習慣の見直しに加えて、耳つぼ(MSEA・松浦式耳鍼&耳つぼ療法)のようなやさしい刺激で気の巡りをサポートするケアも選択肢の一つです。「最近イライラしやすい」と感じたら、気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

花田 光由(はなだ みつよし)
はりきゅうサロン Flare オーナー
あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師

2020年3月 桐朋高等学校 卒業
2020年4月 湘南医療福祉専門学校 入学
在学中より国家試験対策サイト「東洋の委員長」を立ち上げ、鍼灸学生向けの学習支援・情報発信を開始。
2023年3月 湘南医療福祉専門学校 卒業
2023年4月 同校に入職し、国家試験対策指導を担当。
2023年7月 合同会社 東洋の委員長 設立
2024年4月 教育学系大学院へ進学。経絡経穴の学習困難をテーマに研究に取り組む。
2026年2月 はりきゅうサロン Flare(フレア)開業
2026年7月 一般社団法人大田区鍼灸あんまマッサージ指圧師会 外部顧問 就任

現在は臨床に加え、鍼灸・医療分野を中心とした情報発信や配信活動、Webマーケティングにも携わる。
JEAS、BFA JAPAN、ダーマローラージャパンなどのWebマーケティングを担当。

専門分野は、はりきゅうのICT教育・Webマーケティング。
これまでの研究テーマは、経絡経穴の学習困難。
教育・臨床・情報発信を横断し、鍼灸をより身近に届ける活動に取り組んでいる。

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